こんにちはNICKです!
いつも私のブログを読んでいただきありがとうございます。
今回は、政府が検討している「お米券配布」政策について詳しく解説していきたいと思います。
最近スーパーでお米を買うとき、「えっ、こんなに高いの?」って驚いたことありませんか?
新米5kgで5000円から6000円なんて、正直家計にはかなりキツイですよね。
一見ありがたい支援に見えるこの政策ですが、実は国民負担が3兆円にもなるって知ってましたか?
今回は、
・3兆円の財政負担
・価格が下がらない理由
・根本的解決策
を主に、お米券配布の問題点や米価格が下がらない本当の理由について、わかりやすく解説していきますね。
お米券配布の仕組みと3兆円の財政負担

物価高対策として注目されているお米券配布ですが、実際にどんな仕組みなのか気になりますよね。
そして、この政策にどれだけのお金がかかるのか、詳しく見ていきたいと思います。
お米券配布は、4,400円分の券を5,000円で販売する仕組みで、12%の差額はJAへキックバックされるんです。
一見お得に見えますけど、経費を引いても相当な利益になるって言われています。
さらに驚きなのが、お米券配布政策による国民負担は合計で約3兆円にもなるんですよ。
鈴木憲和農水大臣が『おこめ券』配布を提唱 国民が3兆円の負担を強いられる可能性
出典:news.nifty
内訳を見てみると、減反補助金が毎年約3,500億円、お米券配布のコストが約4,400〜4,500億円、そして消費者の価格高騰負担が約2兆2,000億円なんです。
これって消費税1.25%分に相当する金額なんですよね。
お米券配布の対象も自治体によってバラバラで、東京都台東区では全世帯に配布する一方、愛知県日進市では65歳以上の世帯のみが対象になっているんです。
同じ税金を払っているのに、住んでいる場所によってもらえたりもらえなかったりするのって、なんだかモヤモヤしますよね。

【執筆者の感想】
3兆円って聞いて正直びっくりしました。もっと効果的な支援ができそうな気がします。
お米券配布では価格が下がらない理由


お米券配布をしても、結局米価格が下がらないんじゃ意味がないですよね。
実は、米価格が高止まりしている背景には、構造的な問題があるんです。
お米券配布では米価格が下がらない最大の理由は、減反政策にあるんです。
水田面積の4割を減反して、予想される需要ギリギリの生産しか行わないから、わざと供給を減らして価格を高く維持しているんですよね。
経済ジャーナリストの町田徹さんは、「お米券配布をしても需要は減らないから、価格は下がらない」って指摘しているんです。
むしろ、お米券配布を広く行えば値上がりを助長しかねないって言われています。
さらに、流通の仕組みにも問題があって、JA、米卸商社、精米店などが間に入ってそれぞれマージンを取っているから、どんどん高くなっちゃうんですよ。
大規模なスーパーが直接農家と契約すれば価格を下げられる可能性があるんですけど、今の仕組みだと難しいんですよね。



【執筆者の感想】
わざと供給を減らして価格を上げてるって、消費者にとっては完全に不利益ですよね。
お米券配布のマッチポンプ構造と根本的解決策


お米券配布政策は、実は「マッチポンプ政策」だって批判されているんです。
自分で火をつけて自分で消すっていう、まさにそういう構造になっているんですよね。
お米券配布は、減反補助金でコメ生産を減少させて価格を吊り上げておいて、券を配布して負担を軽減しようとする偽善的な構造なんです。
鈴木憲和農水大臣が『おこめ券』配布を提唱 国民が3兆円の負担を強いられる可能性
出典:news.nifty
結局、JA農協が高米価を維持して既得権益を守ることができるっていう仕組みになっているんですよ。
お米券配布ではなく、根本的な解決策は減反政策をやめてコメ生産を増やすことなんです。
アメリカやヨーロッパでは小麦農家の収入の9割は補助金で、豊作で赤字になれば国が補填しているんですよね。
日本も同じように、農家に直接補助金を出して、消費者には安い価格で提供するべきじゃないでしょうか。
経済評論家の門倉貴史さんは、お米券配布より備蓄米の放出を提案していて、供給が増えれば価格が下がる可能性があるって言っているんです。
さらに、単収を増やす品種改良に取り組めば生産性が向上して価格も下げられるんですけど、現状ではタブー化されているんですよね。



【執筆者の感想】
農家に直接補助金を出して消費者には安く提供する方が、よっぽど合理的だと思います。
まとめ
今回は、お米券配布の問題点と米価格が下がらない理由について詳しく見てきました。
お米券配布政策は、3兆円もの国民負担を伴う政策で、配布対象も自治体ごとに異なるため公平性に疑問があります。
お米券配布では米価格が下がらない理由は、減反政策によって供給が人為的に制限されているからなんです。
お米券配布政策は、自ら引き起こした問題を自ら解決しようとするマッチポンプ構造になっていて、真の受益者はJA農協だけという批判があります。
お米券配布ではなく、根本的な解決策は減反政策の見直し、備蓄米の放出、生産性向上の取り組みなんですよね。
表面的な対策じゃなくて、もっと根本的な問題に取り組むべきだと思います。
これからもこういった政策の動向をしっかり見ていきたいと思います。
それではありがとうございました。
